2012年11月9日金曜日

馬蹄のむこう

道道104号線。
まわりは畑。

大きな馬蹄型の碑は、何か馬に関係ある場所に違いない。




      北海道開拓には切り離せないのが道路整備。
      網走監獄の囚人の労役によって完成した中央道路は、
     とても過酷な中での開削であったことは、今でも語り継が
     れています。

      旭川~網走間の道路ができたことで、十二箇所の駅逓
     所が順次設置され、その第一号駅逓の場所がここだった
     わけです。

その名も“一号越歳駅逓”。



      駅逓というのは、北海道にあまり人が住んでいない時代
     時代に、開拓のために北海道に渡ってくる人や旅人の宿
     泊、馬の貸し出し、郵便業務を行う旅の疲れを癒す場所
     のことで、開拓者たちの寄り合い場。


      道を通る物も歩く人から馬車、自動車へと随分と様変
     わりして、風景も畑ができたり見渡せる丘ができたりと変
     わってきたけれど、今の時代が、先人が思い描いていた
     夢の未来になっていれば良いのだけど・・・。

      



馬蹄型は、『魔よけ』『幸運を呼ぶ』『交通安全』
のモチーフと言われています。

アーチの向こう側からのぞいてみたら、
ドライバーがチラリとこちらを見て通り過ぎていきました。